映画監督三池崇史が手掛ける新たな取り組み、ショート動画コンテスト「26秒のカーニバル」が始動します。
映像技術の進歩は、だれでも簡単に映像を作ることができる世界を作り出しました。この変革は多くの面で喜ばしいことですが、同時に、映像制作の本質が軽視される懸念も生じています。近年、ショート動画アプリの登場により、再生回数の追求が一部で盛んになっている現象を目の当たりにしてきました。それに対して、三池は映像の品質や、視聴者に対する意識、制作に関わる仲間への感謝の気持ち、自分の作品で稼ぐという経験など、映像制作の本質について再考する機会を提供したいと考えました。このコンテストを通じて映像制作の新たな発展を目指し、すべての映像制作者たちがさらなる飛躍を遂げることを期待しています。
映像制作の新たな道筋を広げるため、生成AIをも用いた作品も応募可能とします。AIが生み出す創造性を探求し、映画制作の新たな形を一緒に発見しましょう。
これまで『26秒のカーニバル』はプロ・アマ・AIを問わず、さまざまな映像表現者に門戸を開いてきました。第6期より新たに「学生賞」を設けるのは、映像制作に初めて触れる若い世代に、よりいっそう自己表現のチャンスを届けたいからです。未来を担う学生クリエイターの純粋な視点や斬新なアイデアこそ、映像の可能性を大きく広げると三池監督は信じています。
三池監督は「若い才能には、失敗を恐れずに自由に表現してほしい。学生だからこそ持てる感性や、学びの意欲を、26秒という舞台で存分に発揮してほしい」と語っています。学生賞を通じて、次世代の映像クリエーターたちが自分の“声”を社会に届ける第一歩を、私たちは全力でサポートします。
三池崇史監督が全ての応募されたショート動画を視聴し、審査をいたします。
審査過程は非公開とさせていただきます。
審査通過者には、審査結果の公表前に事務局より個別にご連絡し、受賞に関する最終確認やウェブサイト掲載に関する確認(動画掲載の方法や、応募者名の表示など)をいたします。
「26秒のカーニバル」事務局
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1960年生まれ。大阪府八尾市出身。米国アカデミー会員。描く映像世界は海外からも高い評価を受けており、ヴェネチア国際映画祭で『十三人の刺客』(10)が、カンヌ国際映画祭で『一命』(11)と『藁の楯 わらのたて』(13)がそれぞれコンペティション部門に選出。ジャンルを問わず精力的に映像制作を続け、作品本数は100を超える。
代表作には、「オーディション」(00)、「DEAD OR ALIVE」シリーズ(99/00/02)、「殺し屋1」(01)、「牛頭」(03)、「着信アリ」(04)、「クローズZERO」シリーズ(07/09)、「ヤッターマン」(09)、 「悪の教典」(12)、「土竜の唄」シリーズ(14/16/21)、「無限の住人」 (17)、「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」(17)、「初恋」(20)、ドラマ「警部補ダイマジン」(22)、「怪物の木こり」(23)、『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』(25) 、などがある。
2020年6月「カチンコ Project」、新型コロナウィルス感染症の影響により映像制作が困難となったフリーランスの映画監督・助監督を支援することを目的とした企画コンテストを開催。応募された企画は、日本映画業界を牽引してきた映画プロデューサーの審査により優秀企画賞等が選出され、賞金として総額2,000万円が贈られました。 近日中の予定として、2025年10月26日からテレビ朝日系にてヒーロー時代劇『仮面の忍者 赤影』が放送スタート。